宮城縣護國神社は仙台城(青葉城)の本丸跡に創建されています。この本丸跡は青葉城址として仙台有数の観光スポットになっていますね。
さっそく表参道から進むことにしましょう。なお、表参道入り口にはバス停がありますので、アクセスはバスがいいですが、体力に自信があるなら大手門跡から遊歩道を歩いてみるのもいいですよ。
表参道大鳥居 |
表参道を登り、少し行くと正面大鳥居が迎えてくれます。この日も多くの参拝者で賑わっています。仙台七夕祭りが近い事も関係あるかもしれないですね。
多くの参拝者が訪れる |
手水舎で手口を清め、拝殿にてご挨拶します。一種独特な雰囲気があたりを包んでいますが、決して重苦しい空気ではないです。
境内が明るいのもいい雰囲気を作っている理由か |
戦後多くの困難を乗り越えて復興したという社殿 |
授与所ではユニークなお守りが並んでますよ。
お守りを物色 |
なかなかお目にかからない迷彩柄のお守りです。ある意味最強ですよね。
迷彩柄の安全お守り |
こちらは厄難消除お守りです。ひょうたんがついているのは厄難災難をこれ封じ込めて、ひょうたん掛所に納めるためで、災いから身を守ってくれるそうです。
お守りよりもひょうたんが大きい |
多くのひょうたんが納められている |
拝殿正面から左手に進んでいくと、境内社である浦安宮(うらやすぐう)の鳥居、そして奥には左宮右宮の神殿が祀られています。
左宮(向かって右)には、天照大神、豊受媛大神(トヨウケビメノオオカミ)、級長津比古神(シナツヒコノカミ)、級長戸辺神(シナトベノカミ)が祀られています。
右宮(向かって左)には、白水稲荷大神、伊達政宗公が祀られています。
なぜ浦安なのかは聞けなかったので確かなことはわかりませんが、後で調べると「うら」は心を指す古語であり、「うらやす」で心中の平穏を表す語になるそうです。また、日本国の別称として「浦安国」とあることから、神祇の安寧慰撫と国の平穏無事が「浦安」に込められているのではないでしょうか。
境内社の別宮浦安宮 |
伺ったこの日は青葉城本丸講夏祭りが催されていて、御神輿も出るようです。
神輿巡行の準備 |
左に進むと、神池に渡された浦安橋があり、奥には裏参道大鳥居が見えます。
こちらの浦安橋は「二人で渡ると永遠に愛が続く」という説があり、何組かのカップルが渡っていましたよ。羨ま...
永遠に愛が続くという浦安橋 |
拝殿のすぐ脇に英霊顕彰館があり、英霊の遺品などが展示されています。今は戦艦大和1/100スケールの模型も展示されているとの事なので、覗いてみることにしました。なお開館日は土日祝のみなので、行くときは確認が必要ですね。
戦艦大和の1/100スケール。迫力ありますね~。
1/100でもこの迫力 |
細かいところまで作りこまれている |
また、空母飛龍も展示されていました。こちらも1/100スケールでしょうか。
甲板の日の丸が印象的 |
ゼロ型戦闘機も精密に作られている |
一通り境内を巡ったらちょっと一休み。境内にある青葉城本丸会館ではお土産や食事をとったりできます。また仙台城に関する資料も展示しているそうなので、時間があれば見てみたかったですね。
一回りしたらこちらで休憩 |
境内を後にし、少し行ったところに昭忠塔があります。修繕工事中のこの塔は西南戦争、京城事変、日清戦争等の戦没者の慰霊の為に建てられ、今の護国神社が完成するまではこの場所で毎年慰霊祭が執り行われたそうです。この塔の上には金鵄の像があったのですが、震災で取れてしまったようです。
修繕工事中の昭忠塔 |
今にも動き出しそうな躍動感がある |
売店の裏でまったり休憩中の黒猫ちゃん。こちらも由緒ある猫様か?
やはり木陰は落ち着く |
パノラマが広がる |
この時期も緑が広がって気持ちいいですが、秋の紅葉も良さそう。また訪れたい場所です。
参拝日:2016年7月23日
宮城縣護国神社
青葉城 本丸会館