2017年10月5日木曜日

櫛引八幡宮

青森県八戸市に鎮座する櫛引八幡宮(くしひきはちまんぐう)に参拝してきました。

お宮の近所には親戚がいるため何度か来ていますが、実は由緒など知らない事が多かったです。あまり時間がなかったので駆け足で境内を巡りました。

御祭神は八幡大神(ハチマンオオカミ)(=誉田別命(ホンダワケノミコト)=応神天皇)です。

ご利益は勝負運、商売繁盛、縁結びとして知られています。

社殿のうち本殿、正門、長所(旧拝殿)、脇宮(明神宮、春日社)が国の重要文化財に指定されているそうです。

櫛引八幡宮の御神体を記す扁額

クルマを駐車場に置き、大鳥居から参道を抜けます。参道の老杉が立派ですよ。

櫛引八幡宮 一の鳥居
朱塗りの大鳥居が迎え入れてくれる

参道脇に明治記念館がありました。旧八戸小学講堂との事。時間無くスルーしてしまいました。今度来るときにはゆっくり見てみたいです。

境内に併設される明治記念館
県内に現存する洋風建築では最古のものという

神池にかかる太鼓橋を渡ると風格のある正門があります。

拝殿に続く太鼓橋と正門
正門から拝殿を臨む

太鼓橋を挟んで両側にちょこんと銅像のようなものが佇んでいます。これはメドツと言っていわゆる河童だそうで、ここ櫛引八幡宮には河童伝説があるんですね。神社ウェブサイトに昔話として説明がありました。

何かを持つメドツ
メドツは八戸地方に伝わる妖怪

母子のメドツ
こちらは母メドツと乳飲み子か

拝殿は比較的新しく、1984年(昭和59年)に造営されました。旧拝殿と比べると倍以上大きい感じがします。良く見ると拝殿の軒下には干支が描かれた大きな絵馬のような額が飾られています。

櫛引八幡宮 拝殿
風格を漂わせる拝殿

十二支が描かれた絵馬
十二支が描かれてた額が並ぶ

長所(ながどころ)は旧拝殿で、今の拝殿を造営する際に移築したらしいです。

長所(ながどころ)
国の重要文化財に指定されている長所

こちらは本殿です。彫刻が素晴らしいとされているのですが、近くで見ることができないのが残念です。

櫛引八幡宮 本殿
本殿各所に緻密な彫刻が施されている

本殿脇にメドツの彫刻の説明札がありました。それよりも気になるものが...

鷹とメドツの説明札
鷹とメドツの関係を解説した札

説明札の両側に宇宙じ...いえ、メドツと思しき焼き物が2体。しかも阿吽になってる!狛犬の代わりでしょうか。味わい深い表情にほっこりです。

阿のメドツ
左のメドツさん

吽のメドツ
右のメドツさん

御神木の三杉(みすぎ)は眼の病が治るとして三杉様と言われ崇められているそうです。


御神木の三杉様
1本の杉から上部で3本に分かれている事から三杉とされる


いい雰囲気の社務所(授与所)です。作りすぎていない感じで。実は御朱印帳を忘れてきました!また来れると思うので次回必ず頂きたいと思います。

素朴な雰囲気の社務所
どこか懐かしさを感じる

八幡馬さがしの看板を発見!境内にある八幡馬を九体探すと記念品が貰えるのだとか。時間が無いのでこれもできなかったです。次回必ず!

八幡馬探しの案内板
拝礼の後は宝探し感覚で境内を巡るのも楽しい

以上駆け足で巡ってみましたが、なんともユニークであたたかみのあるお宮でした。

境内にはまだまだ見どころはたくさんあるので、今度は心を落ち着かせてゆっくり来たいと思います。


参拝日:2016年8月15日

櫛引八幡宮