蔵王は何と言ってもこのロケーションですね。
渋滞からやっとこさ刈田岳の駐車場にクルマを止めて周りを見渡すと、遠くに見る雲と山々が壮大で渋滞のストレスも吹き飛びます。今回はお天気に恵まれて良かったです。
雲海と山々を臨む |
社殿に向かう途中、見えてきました「御釜」!!せっかくなので近づける所まで行って写真撮りまくりです。ほんと地球のパワーってすごいなとあらためて感じます。
蔵王の御釜 |
さて、いよいよ刈田嶺神社の社殿に向かいます。参拝者も多いですね。
頂上の社殿を目指す |
鳥居をくぐると山頂にはいくつもの石積みがありました。振り返るとすぐに社殿が見えます。
大小多くの石積みがある |
青い空に聳える鳥居 |
奥宮は既に季節遷座されたためか宮司さんはおられず、代わりに社務所(授与所)の管理人がおられました。もちろんお守りなどを授かることができますが、御朱印は予め紙に書いてあるものを頂く形でした。貼り付けるのは何か違う気がして、この時は拝礼するだけにしました。
こじんまりとした拝殿と社務所(授与所) |
宮司不在だが管理人が参拝者を迎えてくれる |
拝殿はこじんまりとしていますが鉄筋コンクリートで造られていて無機質な雰囲気です。厳しい冬の風雪に耐えるにはこのぐらいの頑丈さが必要なのでしょうけど、ちょっと味気ないかなぁ。
強固な造りが自然の厳しさを物語る |
「奥之宮」と記された扁額 |
拝礼を終えたらレストハウスで一休み!といきたかったのですが飲食店は混んでて長蛇の列です。ここは素直に諦め、次の目的地に向かうことにしました。(次は里宮に行きました。その時の様子は後日アップします)
多くの観光客で賑わう |
御朱印は奥宮ではもらわなかったのですが、里宮にて宮司さんに事情を説明して御朱印を頂きました!感謝です!
奥宮の御朱印 |
蔵王エコーラインは冬季(11月初旬~4月下旬)通行止めになりますので、その前に行くことができてよかったです!
ご由緒
刈田嶺神社と名のつく社は3つあります。1.刈田岳山頂にある刈田嶺神社(奥宮(おくのみや))
2.遠刈田温泉にある刈田嶺神社(里宮)
3.宮地区にある刈田嶺神社(白鳥大明神)
同じ社名でも縁起が違うとの事で、諸説あるようですが一説を紹介します。
■刈田岳山頂、遠刈田温泉の刈田嶺神社
もとは修験場(修行場)として、願行(がんぎょう)が吉野金峯山寺蔵王堂の祭神である蔵王大権現を分祀した寺院。
のちに神仏分離令により蔵王大権現は蔵王大神(ざおうおおみかみ)へと改号。さらに蔵王大神=天之水分神、国之水分神であるとして社号を「水分神社(みくまりじんじゃ)」に改号。その数年後、現在の「刈田嶺神社」に改号。
刈田岳山頂、遠刈田温泉の刈田嶺神社は、季節遷座(蔵王は積雪が深く冬季は山頂のお社に参詣することができないため、山麓の遠刈田温泉のお社に祭神を遷座させて参詣の便宜を図る仕組み)を行う社である。夏季(4月下旬~10月上旬)は奥宮へ遷座し、冬季(10月上旬~4月下旬)は里宮へ遷座する。
■宮地区の刈田嶺神社
もともと刈田岳の神様を祀り活発な火山活動(神威)を鎮めるための社として、当時青麻山(あおそやま)に築かれた。
その後西宮の白鳥神社を合祀したため「白鳥大神宮」と改号。のちに現在の場所に遷され「刈田嶺神社」に改号。
青麻山は、当時大刈田山薬師嶺と呼ばれており、これが刈田嶺神社と称される由来とされる。
------ などなど
なお所在地は、奥宮が宮城県七ヶ宿町、遠刈田、宮地区の社は宮城県蔵王町となっています。
ご祭神、ご利益
奥宮、里宮のご祭神天之水分神(アメノミクマリノカミ)
国之水分神(クニノミクマリノカミ)
ご利益
水難守護
天候祈願
縁結び
子宝
安全祈願
あとがき
・秋の行楽シーズン + 行楽日和 + 連休 = 大渋滞!!行楽シーズンの渋滞は必至です。宮城県側から蔵王エコーライン、ハイライン(有料道路)を抜けて刈田岳山頂までのルートですが、渋滞に突入してから2時間位かかって到着しました。
駐車場はあまり広くはないですし、ハイライン入口で山形側と合流するので、これも渋滞の原因になっていますね。山頂行くなら早めの出発がおすすめです。
特に山頂に近づいてからのトイレポイントは少ないです。おすすめはできませんがハイラインの料金所でもトイレを借りる事ができます。
また、夏季はバスも運行していますが前述の通り行楽時期は渋滞が予想されますので、時間には余裕をもってお出かけくださいませ。
参拝日 10月8日